東京株式市場、
日経平均株価は
午前の
取り引きで18
日の
終値と
比べて140
円余り値下がりしましたが、
日銀が
マイナス金利の
解除などを
決めたことを
受け、
午後の
取り引きでは
荒い値動きとなっています。
日銀が金融政策決定会合でマイナス金利の解除などを決めたことに対し、市場では金融緩和の環境は続くとの見方から円相場がいくぶん値下がりしたことで、買い注文が増えて株価は値上がりに転じました。ただ、その後は、短時間で再び値下がりに転じ、荒い値動きとなっています。
一時 300円超下落 金融政策決定会合の発表前に売り注文先行
19日の東京株式市場は、日銀が金融政策決定会合の結果を発表するのを前にいったん利益を確定させようという動きが出ました。
市場では日銀がマイナス金利政策の解除など、大規模な金融緩和策の転換に踏み切るという見方が強まりました。
東京市場では転換後も緩和的な金融環境が続くという見方に加え、日本経済がデフレから完全に脱却することへの期待が高まり、日経平均株価は18日、1000円を超える大幅な上昇となりました。
19日は取り引き開始直後から売り注文が先行し、日経平均株価は一時、300円以上値下がりしました。
▽日経平均株価、午前の終値は、18日の終値より144円15銭安い、3万9596円29銭
▽東証株価指数=トピックスは6.31上がって、2728.30
▽午前の出来高は8億1180万株でした。
市場関係者は「投資家の注目は転換後の金融政策の具体的な枠組みなど、今後の方向性に移っている」と話しています。